【規格に注意】USB Type-CでノートPCからPCモニター接続

ハードウェア

HP・Spectre x360は2in1モバイルノートPC。薄型PCのため一見外部ディスプレイ端子がないように思えますが、実はUSB Type-C端子がその役割を果たしてくれるのです。その条件とは?レビューします。

2in1モバイルノートPC HP・Spectre x360に外付けPCモニターを接続する方法

以前テレワークのストレス低減にはディスプレイを積極的に外付けにすると良い、という話をしました。

大抵のビジネス用ノートPCにはすでに外部映像出力端子(HDMI・MiniDisplayport端子・VGA端子)が付いているはずです。しかし、薄型のノートPCの場合、それらの端子が付いていない場合も多くあります。そのような外部映像出力端子が備わっていないPCと外付けディスプレイを接続する方法はいくつかあります。

 

  1. オルタネートモード対応のUSB Type-Cを使用
  2. USB出力からHDMIへ変換するアダプターを使用
  3. 独自のドッキングステーションを使用

 

今回は、このうち、1.のオルタネートモード対応のUSB Type-Cを使用する方法と注意点を取り上げてみます。

オルタネートモード対応のUSB Type-Cを使用

USB Type-Cがだいぶ普及してきました。これ一本でディスプレイ出力も、電源給電も出来るのですから、モバイルノートにとっての大本命と言えるでしょう。ただし、ディスプレイ出力を行うにはUSB Type-C端子がオルタネートモードに対応している必要があります。

オルタネートモードとは

オルタネートモードとは、USB3.0規格の信号線とは別に、他の信号線を追加して扱えるようにしたUSB Type-Cの規格です。このおかげで電源を供給したり、ディスプレイ信号を流したりできるわけですね。当然、ホスト側(PC)、デバイス側共にオルタネートモードに対応していなければなりません。

とにかくややこしい!「USB Type-C」という「形状規格」に乗る「信号規格」は複数あり

USBのややこしいところは色々な規格が混在している事。USB Type-Cはコネクタ―の形状ピンの配置を定義するものであって、実際に乗せる信号はまた違う規格があるのです。USB Type-Cの形で転送速度はUSB2.0という物も普通にあります。

USB3.1 Gen2ならば、オルタネートモードを備えている可能性があります。しかし、USB3.1 Gen2であったとしても必ずしもオルタネートモードを搭載しているとは限らないのが悩ましいところです。

 

外部映像出力可能なUSB Type-Cは”Display Port”と”Thunderbolt 3”

では、確実な見分け方とは何でしょうか?現在オルタネートモードに対応している規格として「Display Port」と「Thunderbolt 3」があげられます。これらの端子でしたら外部映像出力が出来ると考える事が出来るでしょう。

Thunderbolt3端子の例

上の画像はHP・Spectre x360のThunderbolt3端子。形状はUSB Type-C。カミナリのような矢印が目印になります。ちなみに、USB PD(PowerDelivery)にも対応していますので、電源供給とディスプレイ出力を同時に行えます。

確実なのは、PCの取説で”USB Type-Cからディスプレイ出力が可能”という事がうたわれているのを確認する事でしょう。

オルタネートモード対応のUSB Type-Cで可能な事 ケーブル1本で電源・映像に両対応も可能な場合有り

 

オルタネートモードに対応した機器、対応したケーブルを準備すれば、ケーブル一本で簡単に外部映像出力が出来ます。しかもUSB PD(PowerDelivery)対応の場合は、電源の供給すらできてしまいます。
一例ですが、次のようなモバイルモニターがあると対応ケーブル一本で完結します。

ASUS MB16AC モバイルモニターです。客先でデータをお見せする時、ササっと出してケーブル一本でつなげられると便利なのではないかと思います。なにしろ電源もPCから供給されますので取り回しがだいぶ楽になりますね。画像をクリックするとアマゾンの商品ぺージに遷移できますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

ちょっと見てもらいたい時、外付けディスプレイならばソーシャルディスタンスが取りやすいかも

 

ディスプレイ側がUSB Type-Cを備えていない場合 変換アダプターが使える

USB Type-C端子を備えたモニターはまだまだ少数派です。ノートPC側が外部映像出力に対応したUSB Type-Cを備えていたとしても、ディスプレイ側が対応していない場合はどうでしょうか?

そんな時は変換ケーブルを利用しましょう。この場合でもUSB Type-Cの恩恵を受ける事が出来ます。

ドライバーを気にせずに使える

オルタネートモード対応のUSB Type-Cから出力された信号の場合、単純に変換アダプターを挟むだけで簡単にHDMIへ変換できます。この時、ドライバーの事を気にする必要がありません。

わたしが普段使用しているのはAnker USB-C & HDMI 変換アダプターです。AmazonではMacBook、ChromeBook対応などの文字がありますが、もちろんWindowsマシンで使えます。かれこれ2年以上HP・Spectre x360につないで使っていますが今のところ不具合は一度もありません。当たりを引いたのでしょう。

 

ご覧のように、簡単にHDMIへ変換できます。あとは外部ディスプレイのHDMI端子に接続すればOK。もちろん映像だけでなく音声信号も出力されます。つなぐだけで使える、これほど便利な事はありません。

まとめ 職場や自宅以外でも積極的に外付けに

USB Type-Cで外部出力が出来る可能性について考えてきました。USBはとにかくややこしい。なぜこんなことになってしまったのかはさておき、文中でも正確な表現がし切れていない可能性もありますことをご承知おきください。確実なのはやはり、取説で外部映像出力が可能となっているかどうかを確認する事でしょう。ケーブルも忘れずに対応品をチョイスして下さい。

出来るだけ3密を避けながらのお仕事。客先でPCを開き”ちょっと見てください”という場面が突然訪れた際、自分のノートPCをのぞき込んでもらうというのはちょっと気が引ける、という事があるかもしれません。外部モニターが手軽に使えれば、ソーシャルディスタンスを保ちやすいのでは?と思いました。

いずれにしてもモバイルだからと言って外付けディスプレイを活用しないという手はありません。普段はあらゆる機器を外付けにし、外出する時だけ本体をさっと持ち出す形はありだと思います。ストレスを軽減させるためにも積極的に検討してみるのはどうでしょうか。

 

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