【規制緩和!?】ZOOMで49人表示させるのに必要なCPUとは?

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ZOOMで49人表示させるのに必要なCPUとは?

ZOOMミーティングでは一画面に49人の表示が可能な事をご存知でしょうか。もし画面に最大25人までしか表示されないとしたら残念ながらPCが要件を満たしていないという事です。

上図:要件を満たさないと49人表示のチェックボックスが有効化されない
しかし、ZOOMは最近そのハードルをいくらか下げた模様。もしかすると、アップデートする事であなたのPCでも49人表示が可能になるかもしれません。

必要とされるスペック!?の不思議

ご存知かもしれませんが、これまでZOOMでは49人表示に必要なマシンスペックの詳細を明示していませんでした。巷で言われていたのはどうやらCPUにCorei7が搭載されているPCは表示出来るという事。そこで確認してみました。

私が使用しているPCのうち、49人表示可能だったCPUは以下の3つです。

  • 第1世代/Corei7-640M(2コア)
  • 第2世代/Corei7-2670QM(4コア)
  • 第7世代/Core i7-7500U(2コア)

いずれもノートパソコンですので、Corei7とは言えモバイル用のCPUになります。コア数もかろうじて2コアは確保しているという程度のものもあり、デスクトップ用Corei7ほどの性能は期待できません。しかし、第一世代のCorei7-640Mですら49人表示が可能でした。

上図:Corei7-640M搭載ノートPCでは49人表示が可能だった

 

一方で、ベンチマークでは第一世代・Corei7に圧勝のはずの最新型Corei3搭載PCでは49人表示ができません。最近まではCorei5ですらダメでしたらか、本当に必要なのはPCの性能なのか?という疑問が生じます。こうして考えてみると49人表示に必要な要件とは、単なるマシンスペック・性能の事だけではないと言えそうです。

ZOOMが公表している要件

CPUのモデルを識別し振り分けているのでしょうか。だとすれば、将来的にはより多くのPCで49人表示が出来るようになる可能性はあります。実際、最近のアップデートで条件付きとはいえCorei5が49人表示に対応するようになり、ついでにこれまで明示されていなかった要件が公表されました。

以下がZOOMが公表している49人表示のための要件です。

  • シングルモニターでサポートされているプロセッサー
    • Intel i5-4コア以上、第4世代以上
    • Intel i7、i9、Xeon -2コア以上
    • IntelAtom -6コア以上
    • その他のIntelプロセッサ-6コア以上、3.0GHz以上
    • AMD Ryzen5シリーズ
  • デュアルモニターでサポートされているプロセッサー
    • Intel i5-4コア以上、第6世代以上、2.0GHz以上
    • Intel i7、i9、Xeon -4コア以上
    • インテルAtom – 6つのコア以上、1.6GHz以上。または8コア以上
    • その他のIntelプロセッサ-8コア以上、3.0GHz以上。または12コア以上
    • AMD Ryzen7 / 9シリーズ

このリストを見る限り、まずは順当にCorei7が対応です。そして待望のCorei5に関しては第四世代以上でなおかつ4コア以上という制限付きです。つまりモバイル用Corei5では表示できない可能性がある事になります。Corei3に関しては残念ながら現段階でサポートされていません。

 

かつては49人表示にグラフィックカードの性能は関係するか?といった話題も出ていました。しかし今回ZOOMが公表した要件にグラフィックの項目が含められていないのは興味深い事です。

まとめ デスクトップではひとまずCorei5以上を選んでおけば大丈夫のよう。今後のアップデートにも期待が持てる

10年前のモバイル用Corei7が対応する一方、その他のIntelプロセッサの場合は、6コア以上・3.0GHz以上という高スペックとなっているのが気になります。恐らく動かそうと思えばそれよりも低いスペックでも問題ないのでは?と思うのですが、そうしない理由が他にあるのでしょうか。とは言え少なくとも4コア以上のCorei5が対応した事は歓迎できます。もしかすると将来、アプリのアップデート次第でよりローエンドのPCでも49人表示が可能になるかもしれませんね。

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